社団法人浦安薬剤師会10周年記念
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祝辞

社団法人法人浦安市薬剤師会設立10周年おめでとうございます

社団法人千葉県薬剤師会 会長 茂木 博

社団法人浦安市薬剤師会設立10周年、おめでとうございます。
平成8年に創立された(社)浦安市薬剤師会が、今年10年目を迎えるにあたり、創立時に多くの仲間と骨をおり、汗をかいたことを思いだし、独立への経過の足取りを思い起こしますと感慨ひとしおでございます。創立にわたる経緯について、この機会ですので若干触れてみたいと思います。

当時浦安地区に営業拠点を有していた会員、また個人会員は、(社)市川市薬剤師会に所属しておりました。これは行政区が異なっても同じ保健所管轄ということで、長い間こうした関係でおりました。先輩格としての(社)浦安市医師会も(社)浦安市歯科医師会もかつて同様のポジションでありました。行政区が異なるがゆえに、次第に組織運営上障害が募ってきたことから、浦安支部独立への機運は、ことあるごとに浮上し、意識が醸成されてきました。

しかし独立するにも、当時浦安地区の会員数(個人会員を含めて)40名弱で、永続的に経営(特に財政面で)が可能なのか、なかなか踏み出せない状況で、独立への道遠いという感じがありました。しかし当時浦安市長であられた熊川好生市長からのつよい働きかけとともに、物心による絶大なバックアップにより、浦安支部独立への気運が高まってきたことは否めません。独立するにあたって準備委員会を設置しました。さまざまな立場の会員で構成しました。

そして独立のXディを平成8年4月に設定し、独立するに当たっての様々な課題を論議しました。さて独立も、完全独立か、単なる分離独立かという大きな難問に遭遇しました。それまで(社)市川市薬剤師会の組織員として会務に携わってきましたが、独立時の財産分与は、公益法人なるがゆえに同等の組織でないと分与(寄付行為)ができないという問題がありました。で、独立する以上、はなから社団化を目指すべきという方向性が見えましたが、当時の県は、この浦安市薬剤師会の社団法人化へは後ろ向きの意識でした。とりあえず分離した形で暫時運営し、その後に法人化を目指したらというスタンスでした。

しかし、当時浦安市は(社)浦安市医師会に夜間急病センター運営を委託しており、薬剤師会も協力するという形を取っておりました。しかし受け皿は(社)市川市薬剤師会でした。執務薬剤師は、浦安地区の会員と一部行徳地区の会員で構成されました。こういったことで当時熊川好生市長の心裡には一日でも早く浦安市薬剤師会の独立をと考え、できるなら法人格を有した組織にということで温かい支援体制をとってくれました。それでも社団法人化への道は遠いものでした。

県は、なぜ独立時点での法人化なのかという考えでした。その難関に突破口を開いてくれたのが、松崎秀樹県会議員(現浦安市長)でした。県と(社)市川市薬剤師会の間に入って、様々な観点から浦安市薬剤師会法人化への糸口を探ってくれました。刻々とXディの平成8年が近づいてきました。松崎県議の強力なバックアップのもと、難しかった独立時の法人化は、スムーズに進められることになりました。

こうした独立への経過を思い返しますと、さまざまな関係者の温かい支えと願いがあればこそ、道遠い存在であった法人格を有した組織として旗揚げできたものと思います。いま(社)浦安市薬剤師会設立10周年を迎えるこの時、こうした支援、協力され、独立に尽力くださった多くの方々に感謝を申し上げ敬意を表します。

いま(社)浦安市薬剤師会初代会長として7年間、現執行部の役員とともにその歴史を歩んできたことを思い返しますと、不慣れな会務運営を温かく支え、見守ってくれた薬剤師会会員各位に感謝を申し上げるとともに、発足時から献身的な事務運営に携わってきた職員の方々にあつく感謝を申し上げます。

現在、私は(社)千葉県薬剤師会会長として、2期目の運営に携わっておりますが、県下でも有数の堅固な組織に日に日に成長している(社)浦安市薬剤師会を思いますと感慨ひとしおです。

これからの20年、30年と浦安市民にとって会員薬剤師が、身近な存在であり、かけがえのない医療人として、またそれぞれの立場で存在感ある職能人として、かつそれら薬剤師を束ねる組織として、(社)浦安市薬剤師会がますます発展されることを祈念いたします。

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